丸紅コミュニティ株式会社
マニュアル通りにいかないのが、マンションの管理業務。中でもたくさんの居住者が暮らしている大規模マンションでは、何が起こるかわかりません。今回は、難問・トラブルにもテキパキと臨機応変に対処するベテラン管理員を紹介します。
地下鉄御堂筋線の梅田や新大阪にも乗り入れている北大阪急行「服部緑地」駅から徒歩5分の「ファミールハイツ緑地公園」。4棟176戸のモダンな高層住宅。設計は、建築家・遠藤剛生氏。
平成8年8月入社。「ファミールハイツ緑地公園」兼「緑地公園団地管理事務所」の所長に。
太陽が降り注ぐエントランス廊下を通って、オートロックの玄関からロビーに入ると、床も壁面もピカピカ。平成12年に大規模改修を終えた「ファミールハイツ緑地公園」は、築15年を経ても新築のような美しさを保っています。ここを2人の夜勤管理員、4人の清掃クルーと一緒に管理しているのが、通勤管理員の吉川潔と事務員の徳永洋子です。
「ファミールハイツ緑地公園」の特徴は、警備は機械に任せていますがその他は24時間365日有人管理 というもの。日中は、通常の管理業務の他、ゆうパックやDPE、コピー、FAXサービスから切手・ハガキの販売まで至れり尽くせり。傾斜地を造成して開発されたため、給排水管の漏水など水回り設備の点検にはとくに気を配っています。
吉川は防犯上の理由から、表の暗い市道に街灯設置を提案。住居表示上は吹田市に位置するにもかかわらず、管理組合の立場に立ち、隣接する豊中市と交渉して街灯の設置を実現させてしまいました。
「マニュアルがあっても、マニュアル通りにいかないのが管理業務。毎日変化があって楽しいですよ」と、ベテラン管理員らしくにこやかに話す笑顔が印象的でした。
総戸数200戸。敷地内には「サクラ通り」「サツキ通り」もある緑豊かな2万平方mの丘陵地に、10棟の切妻風の屋根が並ぶ「茨木南春日丘プライムタウン」。
なだらかな20,000m2の丘陵地に10棟の高さを抑えた切妻風の屋根が並ぶ「茨木南春日丘プライムタウン」。総戸数200戸の分譲マンションにK管理員夫妻は住込み管理員として働いています。
広大な敷地に豊かな緑。マンションというより森に囲まれた一つの街といった風情ですが、K夫妻は着任早々、阪神大震災に遭遇しました。「給湯器の配管が破裂して水が噴き出すわ、居住者の方の苦情が殺到するわで、最初は右往左往の連続でしたが、今では自分の仕事はこれしかないと言い切れるようになりました。やりがいのある仕事だと誇りを持っています」 ときっぱり。
K管理員は、毎日朝一番に水やりをすませ、ゴミ袋片手に1日3回の パトロールを続けています。築18年を迎えたマンションではいろいろなトラブルが発生します。配水管の詰まりや水道のパッキングのゆるみといったSOSへの対応のためにも、毎朝5時から1時間のウォーキングを続けて心身を鍛え、健康維持に努めています。
そんなK管理員を持ち前の明るさで支えるのが妻。親切な人柄が居住者に慕われているのか、管理事務所には多くの居住者の方が立ち寄ります。時には騒音問題など居住者間のトラブルにも和やかな態度で熱心に耳を傾け、両者の言い分を公平に聞き大きな問題になる前に解決するように努めています。