丸紅コミュニティ株式会社
居住者の安全管理も含めて、住み込み管理員の仕事は多種多様。力仕事もあれば、細やかな気配りも必要とされます。互いに助け合い、協力しあっている管理員夫婦のいるマンションには、総じて、ホッとするようなぬくもり感があるようです。今回は、上手に役割分担しながら二人三脚で仕事に励む二組の住み込み管理員夫妻を紹介します。
居住者のお子さんからいただいた似顔絵。今でも管理員室に大切に飾っています。
総戸数204戸。大阪の中心地・梅田からほど近く、阪急千里線「下新庄駅」から徒歩7分。築約20年とは思えないほどきれいに整備されています。
住み込み管理員となった時、「居住者の皆さんに喜ばれることから始めよう」と、まずマンションをきれいにしようと考えたそうです。敷地内で目に付くところ、居住者の方が気にされているところを、一つ一つ磨き上げていきました。そんな様子を見ていた居住者のお子さんに、「きれい好きな管理員さん」と呼ばれるようになったそうです。
管理員室に遊びに来るようになったお子さんたちは、そのうち福田が作業用の帽子をかぶると「何か手伝わせて」と、後ろを付いて来るようになりました。「子供たちなりに社会勉強のつもりのようです」と、子供好きの福田は苦笑します。
またある時、居住者のお子さんに名前を尋ねられた妻の多美子が、「キャサリンよ」と冗談で答えました。数日後、「キャサリン」「みつお」と書かれた二人の似顔絵を持ってきてくれたのです。「涙が出るほどうれしかった」というその似顔絵は、今も大切に飾って励みにしているそうです。
「最善の管理とは、何か?」食事をしながら、夫妻で討論することもしばしば。「今後ともお客様に感謝される仕事を続けていきたい。私たちの仕事を認めてくださる居住者の方々に感謝の毎日です」という福田夫妻です。
平成10年10月、北海道ベニーエステートサービス(株)入社。夫婦で「真駒内コート」の住み込み管理員に。現在は巡回指導として活躍中。
札幌市の中心部まで車で約30分。交通の便もよく、周りを山と川に囲まれた自然豊かな住環境の良さが自慢。総戸数200戸。
広島県出身で、北海道に来るまでは東京で管理員の仕事をしていたという高橋管理員。何より驚いたのは、冬の除雪作業の大変さでした。一晩で40センチ!積もったこともあったほど。今では、冬場になると天気予報のチェックを欠かしません。
雪の降った翌朝は、各階の廊下、下層階の居住者が使う計10本の階段、外へ通じる道など、汗だくで雪かきに追われます。 敷地が広く大変な作業ですが、「昼までに除雪をしておかないと、雪が固まって滑りやすくなり、大変危険。どんなに重労働でもこれだけはやり遂げます」と、居住者の安全を何よりも優先する高橋です。
2棟で200戸という広い敷地の巡回や安全管理が夫の役目なら、その間妻の洋子は事務所を守るという二人三脚の管理体制。
「管理業務の一番難しいのは問題が起きた時に、その時々に応じた柔軟性をもって対応すること。四角四面では温かみのない管理になるし、逆に全てを許してしまったら他の居住者に迷惑がかかります。」と、日頃から居住者とコミュニケーションをとりながら、バランスの取れた管理対応を心がけているそうです。
自然に恵まれ住み心地も良く、居住者の移動があまりないというこのマンション。新年会、花見、夏のラジオ体操と年中行事も多く、行事進行の取り纏め・調整にも一役買っているようです。「ここは居住者同士のコミュニケーションが素晴らしく良い物件です。引続き皆さんに快適に住んでいただけるような管理を続けていきたいと思います。」