Marubeni Community

マンションの大規模修繕工事の施工時期の決め方‐マンションに関するQ&A

マンション管理Q&A

Vol.01 マンションの大規模修繕工事の施工時期の決め方

マンションの大規模修繕工事の施工時期の決め方

私が理事長を務めるマンションは、竣工後9年経過し外壁などに汚れが目立つようになりました。一般的に竣工後10年位が大規模修繕工事を行う目安といわれているようですが、当マンションでもそろそろ考えるべきなのでしょうか。

個々のマンションのおかれている状況が異なるので一概にはいえません。
例えば、塩害が多い海沿いや交通量の多い幹線道路沿いのマンションは当然傷みが早いですし、また日常の点検が行き届いているかどうかでも建物の修繕工事の時期は異なってきます。一般論としてお答えすると、外壁補修および屋根防水は露出アスファルト防水の場合で10~14年が、過去の多くの修繕事例等から割り出された標準的な修繕周期となっています。
また、通常はそれを基準に長期修繕計画が作成されます。

貴マンションでも長期修繕計画はあると思いますので、まずはその計画にある実施時期を目安にし、その上で専門家による劣化診断などの調査を経て現在の建物がどの様な状態になっているかを確認し、具体的な修繕の時期や工事の内容などを決める必要があります。

マンションは完成した時から劣化の道を辿りはじめ、修繕等の手を加えない限り自然に回復することはありません。従って機能回復のためには適切なタイミングで行う必要があり、そのタイミングの目安として長期修繕計画が作成されています。貴マンションの長期修繕計画を確認し、それを目安に検討されたらいかがでしょうか。

なお、マンション管理会社に業務を委託している場合は、契約において 「マンション維持修繕に関する企画や実施の調整」が業務に含まれているケースが多いので(下添付「マンション標準管理委託契約書」より)、その場合には管理会社と相談しいつ大規模修繕を行えばよいのか分析・提案してもらうのも一案でしょう。

※マンション標準管理委託契約書 別表第一 1基幹事務 3.本マンション(専用部分を除く。以下同じ。)の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整
(抜粋)
1. 乙は、甲の大規模修繕の修繕周期、実施予定時期、工事概算費用、収支予想等を記載した長期修繕計画案を作成し、甲に提出する。
  当該長期修繕計画案は、○年ごとに見直し、甲に提出するものとする。

マンション管理Q&Aトップへ戻る
マンション管理Q&A
ページの先頭へ